名作解説

【レビュー】図解!渋沢栄一の名著『論語と算盤』のまとめと名言~1記事でわかる最強の渋沢栄一【新一万円札】

「サラサバ」渋沢栄一の『論語と算盤』のまとめと名言のヘッダー画像

「日本資本主義の父」「近代日本経済の父」と称される、渋沢栄一。

第一国立銀行(みずほ銀行)、東京瓦斯(東京ガス)など、500以上の企業の設立に関わったこの偉人について、

wikipediaから引用したピーター・ドラッカーの画像ピーター・ドラッカー (引用:wikipedia)

経営学者ピーター・ドラッカーは、名著『マネジメント』の日本語版の序文で、

経営の『社会的責任』について論じた歴史的人物の中で、かの偉大な明治を築いた偉大な人物の一人である渋沢栄一の右に出るものを知らない。

彼は世界のだれよりも早く、経営の本質は『責任』にほかならないということを見抜いていたのである

と絶賛しています。

そんな渋沢栄一が書いた本『論語と算盤(ろんごとそろばん)』は、バンカー(銀行員)をはじめ、経営者のバイブルとして、アマゾンでもベストセラーとして君臨しています。

かくいうわたしも、こういった評判から本書を読んで、メモをツイートしておりますが、

まさか2024年の紙幣(日本銀行券)刷新により、新一万円札の顔になるとは思っていなかったので、びっくりしました。

2024年の新一万円札の案として渋沢栄一が載っている画像引用:wikipedia

さて今回は、新一万円札の顔であり、「近代日本経済の父」である渋沢栄一の名著『論語と算盤』について、図解つきでまとめていきます。

この記事を読んで、渋沢栄一がどんなことを考えていたのか、を知っていただけたら幸いです。

渋沢栄一って、どんな人?

渋沢栄一の晩年の画像晩年の渋沢栄一(引用:wikipedia)
生きた時代 江戸(幕末)・明治・大正・昭和
出身地 武蔵国血洗島村(現在の埼玉県深谷市血洗島)
家 柄 農業、養蚕、藍玉の製造を手がける豪農(金持ちな農商業)にて生誕
功 績 近代日本の設計者の一人(日本の実業界、資本主義の制度を設計)

時代とともに、憧れが変わる人生

渋沢はどういう人生をたどったのか?その見てみましょう!

武士になりたい

豪農のせがれとして生まれた渋沢は、「実業家の身分が低いから」という理由で、17歳のときに武士になりたい、と考えます。

渋沢栄一
渋沢栄一
武士の家に生まれたからって、知識や能力のないヤツが社会の上位で権力をふるうのは、シャクにさわるぜ

そのうち尊王攘夷の思想に感化されて、「高崎城乗っ取り計画」

高崎城を乗っ取って武器を奪い、横浜を焼き払って、外国人を手あたり次第に切り殺す計画

を立てますが、シミュレーションの結果、断念します。

佐護
佐護
渋沢は、敵や自分の意見に反する側の情報を徹底して集めて、冷静に判断する面があるようです。だから、バランス感覚に優れているんだね

一橋家の家来に

「サラサバ」徳川慶喜の画像徳川慶喜(引用:wikipedia)

この乗っ取り計画の一件で幕府に目をつけられそうになりますが、知り合いを通じて、うまいこと一橋慶喜(のちの徳川十五代将軍)の家臣となります。

実業家・渋沢の誕生

幕府からパリ万国博覧会を視察するよう指示を受け、フランスに渡航した渋沢は、欧米諸国の強さは商工業の発達にある、と気づきます。

そして、日本に商工業を発達させたい!と思った渋沢は、江戸幕府の崩壊後、実業家になります。

渋沢栄一
渋沢栄一
日本ではじめての銀行兼商社「商法会所」を作りやした
1866年が和服で1867年に洋服を着ている渋沢栄一の画像引用:wikipedia
渋沢栄一(左:1866年、右:1867年)

明治政府の官僚(大蔵省)となる

「サラサバ」大隈重信の画像大隈重信(引用:wikipedia)

日本で最初の会社組織を作った渋沢の腕を見込んだ政府は、説得名人の大隈重信(早稲田大学創設者)を使って、渋沢を大蔵省に招待します。

大蔵省では、持ち前の事務能力の高さと体力を活かして、租税制度の改正、貨幣制度改革、「立会略則(会社の起業規則)」の制定など、多くの仕事を行っていきました。

「サラサバ」大久保利通の画像大久保利通(引用:wikipedia)

が、政治を従事する大久保利通との対立や、薩長出身者重視の体制への反発から、大蔵省を辞め、実業界で生きる決心をしたのでした。

鬼のように日本の会社を作る

渋沢は、第一国立銀行(現在のみずほ銀行)を足がかりに、日本の未来に必要な企業を順次設立していきます。

「サラサバ」震災復興院委員として活躍している渋沢栄一の画像引用:wikipedia
震災復興院委員(左から渋沢、伊東巳代治、加藤高明)

そして、会社以外でも

と、日本の資本主義や社会的な基盤を作り上げていったのでした。

佐護
佐護
ノーベル平和賞の候補にも2回なっているよ

前置きが長くなりましたが、

とりあえず「渋沢栄一はハンパない」ということだけ覚えておいてください。

そして次の章から名著『論語と算盤』の話に入ります。

渋沢栄一『論語と算盤』を一言でいうと

『論語と算盤』は、明治時代後期、これまで大切にしていた道徳心より、自分勝手な利益追求に走る日本に危機感を抱いた渋沢栄一が、

渋沢栄一
渋沢栄一

日本は、

孔子が説いた道徳(『論語』)と、

②資本主義による利益追求(『算盤』)

両方を大切にして、2つのバランスを保ちながら国を強くすべき

と説明した本です(大正時代初期に出版)。

ちなみに、『論語』は、中国の春秋時代末期に活躍した孔子と、その弟子たちの名言を収めた本です。

孔子の肖像画孔子(引用:wikipedeia)

「人はどう生きるべきか」、「どう振舞うのがよいか」など、普遍的な人間の本質が説明されていて、中国・日本でも古くから道徳の教科書として使われています。

佐護
佐護
聖徳太子や徳川家康、京セラ名誉会長の稲盛和夫さんなど時代のリーダーや経営者も愛読したことで有名だよ

ちなみに、『論語と算盤』を図解すると、こんな感じです。

「サラサバ」にて、渋沢栄一『論語と算盤』のまとめを一言で表した図
佐護
佐護
『論語と算盤』のキーワードは、「道徳」、「利益追求」、「バランス(調和)」。これだけ覚えてください!

渋沢栄一『論語と算盤』は、何がすごいのか?

花田
花田
説明はわかったけど、『論語と算盤』って、何がそんなにすごいの?

やっぱり、そう思いますよね?

佐護
佐護
わたしも最初、そう思ったからね

現代に生きるわたしたちにとって、「道徳と利益追求が大事」ということは、驚くべき考えではありません。

それは、その価値観があたり前になっているからです。

では、あたり前でない時代の場合、どうであったのか?

まずは『論語と算盤』が生まれるまでの時代背景を見てみましょう!

『論語と算盤』が生まれるまでの時代背景

まず、渋沢が生まれた江戸時代は、「士農工商」という身分制度がありました。

豪農の子である渋沢は、たまたま子供のころから『論語』や『日本外史』など日本・中国の古典を学んでいますが、この時代は身分の高い貴族や武士だけが高度な教養を身につける時代。

それ以外の身分の子は最低限の学問のみ身につけ、高度な学びを職業に生かすなんてことはありませんでした。

農家
農家
頭使うより、体を動かすのが大切だべ!

 

そして、明治維新です。

剣術と道徳、思想を身につけていた薩摩・長州の志士は明治政府を作り、かれらの志をベースに政治とエリート教育を中心とした国家を整えていきます。

そして、武士が作った国家であるため、商業は軽視されていました。

明治時代の支配層の考え方を整理すると、次のようになります。

「サラサバ」渋沢栄一『論語と算盤』で話に挙がった、明治政府の政治スタンスのまとめを図解

渋沢栄一『論語と算盤』がすごいといわれる2つの理由

江戸時代から明治時代の価値観を押さえていただいたうえで、『論語と算盤』が画期的だった理由を見てみましょう!

すごい理由1:商人は自己啓発のため『論語』を読むべきと説いたこと

身分制度のきつい江戸時代を引きずりつつ、武士が作った明治政府では、

  1. 「商人」に教養は不要
  2. 「商売」に教養は不要

という考え方があたりまえでした。

だからこそ、

渋沢栄一
渋沢栄一

商人は高度な教養を身につけるべき!

②商売をするうえで、人間の本質がわかる『論語』を学ぶのがいい!

と説いたことは、びっくりするような発言であったのです。

すごい理由2:資本主義の問題点(過剰な利益追求)を解決するために、『論語』を活用したこと

渋沢の想いも形になり、明治後半には、資本主義に基づく商売が発達していきます。

しかし資本主義は、金を稼ぐという欲望で前に進む側面があり、そのまま突っ走ると暴走を起こします(1980年代後半のバブル景気とその後の金融危機など)。

バブル景気崩壊のイラスト画像

渋沢は、この資本主義の危険性を抑えるために、会社や国は『論語』の思想を活用して利益追求を行うことの大切さを説きます。

渋沢栄一
渋沢栄一
似たような商品作って価格競争でつぶし合うんじゃなくて、それぞれが社会で必要とされるサービスを作るべきじゃない?

 

これまで『論語』は、知識人・貴族・武士などの高尚な教養書として使われていましたが、

渋沢は『論語』を「人の心を読み解くマネジメント本」として、商売や産業振興の施策にも活用しようとしたのです。

 

それでは、『論語と算盤』がすごい理由をまとめましょう。

「サラサバ」にて、渋沢栄一の『論語と算盤』がすごい2つの理由を図解
佐護
佐護
大正初期に、ここまで考えていたって、すごいと思いませんか?

渋沢栄一『論語と算盤』の名言とその内容

それでは、『論語と算盤』の中身に入ります。

「渋沢が伝えたかったビジョンは、どういうのものか?」

そのエッセンスを見てみましょう!

「文明」と「本当の文明」

本当の「文明」とは、力強さと経済的豊かさを兼ね備えていなければならない

欧米諸国を見てきた渋沢は、どういう国家が文明国であるかを分析しました。

そして、日本を「文明」のある国、資本主義の機能するヨーロッパ諸国を「本当の文明」のある国として、めざすべき国家の機能を次のように定義しました。

「文明」とは

  1. 国の体制が明確になっている(法律・制度・設備・教育等が行き届いてる)
  2. 一国を維持し、発展させるような実力(軍事力・警察・地方自治組織等)がある。
  3. ①と②がバランスよく調和し、一体化している
渋沢栄一
渋沢栄一
明治政府が頑張って枠組みを整えたから、日本は文明国だね。でも、それだけでは本当の文明国とは言えないよね

では、「本当の文明」とはどういうものか、定義をみてみましょう。

「本当の文明」とは

  1. 枠組み(上記の「文明」のこと)
  2. 経済的豊かさ(枠組みを運用する能力を持った国民がいる・資本主義で回っている)
  3. ①と②がバランスよく調和し、一体化している
渋沢栄一
渋沢栄一
枠組みと経済的豊かさが両輪となることで、国が継続的に発展するんだよ

これを図解すると、つぎのようになります。

「サラサバ」にて、渋沢栄一の『論語と算盤』で話に挙がった、文明の解釈を図解
佐護
佐護
『論語』の観点を取り入れてるから、仕組みにも「調和」を重視しているところがポイントだね

競争の道徳

他人のやったことが評判が良いから、これを真似してかすめ取ってやろうと考え、横合いから成果を奪い取ろうとする「悪意の競争」をしてはならない

これは、特に輸出入貿易をおこなっている業者に向けて語った内容です。

渋沢は、競争の道徳には「善意の競争」と「悪意の競争」の2つがあることを挙げ、

「悪意の競争」は自分の評判だけでなく、日本の評判を落としてしまうからやめるように説きました。

「サラサバ」にて、渋沢栄一の『論語と算盤』で話に挙がった、競争の道徳をまとめた画像

一個人の利益になる仕事よりも、多くの人や社会全体の利益になる仕事をすべきだ

この競争の道徳にもとづいて、渋沢は会社の目的を問いかけたのでした。

志と振舞いの現実

「志」がいかに真面目で、良心的かつ思いやりにあふれていても、その「振舞い」が鈍くさかったり、わがまま勝手であれば、手の施しようがない。

「志」が多少曲がっていたとしても、その振舞いが機敏で忠実、人から信用されるものであれば、その人は成功する。

渋沢は、『論語』の道徳観を大切にしています。

でも、優等生の理想論ばかりを語っているわけではありません。

 

実社会においても、人の心の善悪よりは、その「振舞い」の善悪に重点がおかれる。しかも、心の善悪よりも「振舞い」の善悪の法が、傍から判別しやすいため、どうしても「振舞い」にすぐれ、よく見えるほうが信頼されやすくなるのだ。

 

佐護
佐護
「要領がいいやつが成功する」という世知辛い現実も紹介しているところが面白いですね

これも人間の間でなされる1つの真実。

道徳の心を忘れず、それでいて、こういった要素もふまえながら、実社会でうまく生きていきたいものです。

調子に乗るのはよくない

名声とは、常に困難でいきづまった日々の苦闘のなかから生まれてくる。失敗とは、得意になっている時期にその原因が生まれる」という言葉は真理である。

だから人は、得意なときにも調子に乗ることなく、「大きなこと」「些細なこと」に対してと同じ考えや判断をもってこれに臨むのがよい。

「サラサバ」渋沢栄一『論語と算盤』の渋沢の考え方がイソップ寓話の「ウサギとカメ」と似ているので画像を紹介イソップ寓話ウサギとカメ(引用:wikipedia)

イソップ寓話の『ウサギとカメ』をはじめ、昔からずっと語り継がれている教訓「調子にのるな」について、渋沢も同じことを説いています。

しかも、渋沢はこのテーマが好きなのか、いろんな表現で同様のことを語ります。

およそどんなに些細な仕事でも、それは大きな仕事の小さな一部なのだ。これが満足にできないと、ついに全体のケジメがつかなくなってしまう。

そして、

「サラサバ」豊臣秀吉の画像豊臣秀吉(引用:wikipedia)

些細なことを粗末にするような大雑把な人では、しょせん大きなことを成功させることはできない。

秀吉が、信長から重用されたのもまさにこれであった。

草履取りの仕事を大切に務め、兵の一部を任されたときは、武将としての務めを完全に果たした。

だから信長が感心して、ついに破格の抜擢をうけて、柴田勝家や丹羽長秀といった重臣たちと肩を並べる身分になったのである

 

何歳になっても、わたしたちはつい、油断してしまうものです。

渋沢も、いつも自分に言い聞かせていたのかもしませんね。

佐護
佐護
『論語と算盤』に興味を持ったからには、この渋沢のこだわりポイントも押さえておきましょう!

習慣の感染力

習慣はただ一人の身体だけに染みついているものではない。他人にも感染する。ややもすれば人は、他人の習慣を真似したがったりもする。

この感染する力というのは、単によい習慣ばかりでなく、悪い習慣についても当てはまる。だから、大いに気をつけなければならない。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」であったり、

仕事で先輩がグレーな処理をしているのを後輩がマネして、いつか大ごとになること、しかり。

周りに合わせることは大切だけど、流されないことも大切。

佐護
佐護
渋沢は、当たり前のことを当たり前にいうので、ついスルーしてしまいますが、『論語と算盤』は人間の真理の宝庫です!

「大きな志」と「小さな志」

「大きな志」とは、人生の建築の骨組みである。自分の頭を冷やし、そのあとに、自分の長所とするところ、短所とするところを細かく比較考察し、そのもっとも得意とするところに向かって志を定めるのがよい。

 

そして、

「小さな志」は、大きな志の飾りである。一生涯を通じて、「大きな志」からはみ出さない範囲の中で工夫する。小さな志は常にうつりかわっていくものだが、「大きな志」との間で矛盾がないよう、両社は常に調和し、一致しなければならない。

時代を作ってきた偉人に欠かせないのが「志論(こころざしろん)」ですね。

渋沢は、志を「大きな志」と「小さな志」の2つに分けて語りました。

「サラサバ」にて、渋沢栄一の『論語と算盤』で話に挙がった、「大きな志」と「小さな志」のまとめを図解
佐護
佐護
「大きな志」は自分の得意なところから立てろといっているところがポイントですね

「自分がいま選んでいる道は、大きな志に合っていますか?」

まだ、志が見つかっていないあなたも、一度、自分の「長所」や「価値観」、「自分が持つ誇り」を確認してみてはいかがでしょうか。

あなたの想いを、仕事や生活をとおして、社会に還元する!

佐護
佐護
これができているなら、すでに渋沢イズムが染みついている証拠です!

成功と失敗

現代の人の多くは、ただ成功とか失敗とかいうことだけを眼中に置いて、それよりももっと大切な「天地の道理」を見ていない。

彼らは物事の本質をイノチとせず、カスのような金銭や財宝を魂としてしまっている。

人は、人としてなすべきことの達成を心がけ、自分の責任を果たして、それに満足していかなければならない。

「サラサバ」にて、渋沢栄一の『論語と算盤』における成功と失敗と正しい行為の道の図解

人間は、つい成功と失敗という基準で評価してしまうもの。

正しい努力で成功した人に「あいつはいいなぁ」と憧れたり、「あいつは運がいいだけだ」と悔しがり、

不正や悪運で成功した人には「そこまでしたくない」と思ったり、ときには自分も「楽をしてかせぎたい」と考えるのです。

佐護
佐護
試験のカンニング、スポーツのドーピング、詐欺事件、投機、同僚を出し抜いての出世など、成功と引き換えに地獄にいくような誘惑がたくさんあるよね

人間が迷い悩む成功・失敗とは一体、何なのでしょうか?

渋沢は、つぎのように言っています。

いっときの成功や失敗は、長い人生や、価値の多い生涯における、泡のようなものだ

深いですね。

渋沢の成功・失敗論をまとめましょう。

渋沢の成功失敗論
  1. 成功だけを目的にして生きない
  2. だから、たった1回の成功でうぬぼれないし、
  3. たった1回の失敗で人生を失敗とみなさない
  4. 何より、成功・失敗でなく、自分のしたいことに向かっているかで評価する

渋沢栄一『論語と算盤』のまとめ

渋沢栄一の『論語と算盤』は、日本に対する憂国の情がベースにありました。

渋沢栄一
渋沢栄一

① 政界や軍部が偏った思想、利己的な方法で国をデザインするのはダメだ!

② 日本を成長させるためには、実業の強化が必要!

③ 会社は道徳を基盤としたルールで運営し、オリジナルのサービスを提供するべき!

こういった渋沢の尽力の結果、これまでに数々の景気と景気後退を繰り返しながら、日本は先進国となりました。

しかし、現在、日本は先進国のトップバッターとして、超高齢化・人口減少社会に突入していきます。

内閣府「平成30年版高齢社会白書」の高齢化の推移と将来人口の推計を載せたグラフ引用:内閣府「平成30年版高齢社会白書」

世界中の誰もが経験したことのない、先の見えない事態。

変革が起きるかもしれない、こんな時だからこそ、

渋沢が『論語と算盤』で説いた生き方や、道徳を基盤とする社会設計があらためて注目されると、わたしは思っています。