就職活動

【就活の不安・悩みを解消】漫画「銀のアンカー」2巻から学ぶ就職活動のポイント【三田紀房】

「銀のアンカー」越山プロデューサーが、新人に求めているのは可能性と語る画像

漫画家・三田紀房先生が就職活動を舞台にした「銀のアンカー」。

漫画「銀のアンカー」1巻から学ぶ就職活動のポイント」という記事では、

  1. 日本における就職活動の構造
  2. ありがちな学生の行動
  3. 会社選びのポイント

など、就職活動を始めるにあたって、まずは知っておくべきことをまとめました。

まだ読んでない方は、ぜひ読んでくださいね!

それでは、第1巻で書いてあるポイントをしっかり押さえたうえで、第2巻からの学んでいきましょう!

銀のアンカー2巻から学ぶ、就職活動のポイント

給料が高い業界はどこ?なぜ高いの?

「銀のアンカー」給料の高い業界を説明している画像引用:銀のアンカー第2巻

給料が高い業界は、ずばり競争が少ない業種です。

例えば、

  1. 情報(放送・新聞など)
  2. 目に見えない必需品(金融)
  3. エネルギー(電力・ガス・海運・商社など)
  4. 土地を包括的に扱う(デベロッパー・不動産)

とかです。

花田
花田
なんで競争が少ないと給料が高くなるの?

 

それは、競争が少ないと値引きが発生しにくい(業界で価格コントロール)からです。

あと、情報や見えない必需品は、コストがあまりかかっていないので、利益を出しやすいからです。

佐護
佐護
消費者は「商品が高いのか・安いのか」価格の妥当性をはかりにくいから、なおさら儲かるよね!

 

ちなみに、なんで競争が少ないかというと、

  1. 国が新規参入を規制
  2. 資源・商品が限られている
  3. 後発スタートだとブランド力やノウハウに差があって参入障壁が高い

といった理由が挙げられます。

競争が少ないということは、「安定感がある」「勝ち組であり続ける可能性が高い」という面もあることを覚えておいてください。

コネ採用を気にするな。平等に採用している門を堂々とくぐろう!

「銀のアンカー」縁故のないものは、公平平等で門を開いた会社を受けるべきと説明している画像引用:銀のアンカー第2巻
女子学生
女子学生
A子は、コネ採用。B美は、ミスコン枠。
ズルい!会社はもっと中身を見てほしい!

特定の人間がジャンプアップしていくのって、悔しいですよね。

でも、白川はこう言います。

「そんなものは無視したらいい」と。

たしかに縁故採用や特殊技能枠というものが、あるかもしれない。

しかし、そこを悩んでも仕方がないし、自分で変えられるものではない。

何より、全員そういう人を採用するわけではない。

だから、縁故のことは忘れて、

「公平平等に門を開いている一般枠(全体-特殊枠)を堂々と通っていけ」と。

「銀のアンカー」白川が大企業ほど平等の門を開いていることを説明している画像引用:銀のアンカー第2巻

就職活動のさまざまな場面で、いろんなモヤモヤが湧き出てくるかと思います。

そんなときは、白川のメッセージを思い出して、仕切り直していきましょう!

企業が求める人材は、素直にハイと言うことを聞くヤツ

「銀のアンカー」白川が部下として使えるヤツは、素直に言うことを聞く人と説明する画像引用:銀のアンカー第2巻
花田
花田
なんでも「ハイ」と言う後輩がいいだって!?

これは、なかなか大学生のあなたには理解できないかもしれません。

私も大学時代には、「リーダーシップのある人」「積極的に行動する人」といった人材が望まれていると思っていました。

しかし、今では白川の言っていることがわかります。

会社は、間違いなく「一緒に働きたい人」を探しており、それは「素直」「言われたことをやってみる人材です。

花田
花田
確かに、ゼミやサークルしてても、そんな後輩がイイもんね!

学生が希望する仕事と、その希望に対して会社が思うことの温度差がスゴイ

学生は、会社のなかで「営業」より「商品企画・マーケティング・広報」に憧れる場合が多いです。

花田
花田
カッコいい、華やか、モテそうって感じだからね♡

でも、そういう声に対して、社員はどう思っているのか?

その答えをご覧ください。

「銀のアンカー」学生のやりたい仕事に対する会社の本音を説明している画像引用:銀のアンカー第2巻
佐護
佐護
「は?何それ?」って感じでイラッとしますよね

ちなみに、私も新卒で入社した会社(一部上場ディフェンシブ系)の面接で、商品企画を第1希望としていました。

結局、採用されて配属されたのは営業(ルートセールス)。

希望がかなわず、嫌々はじめた営業でしたが、やってみると面白くて、気づいたら「誰よりも売ってやろう!」と頑張っていました。

それでも、あこがれは変わらず、人事や課長との面談で「商品企画」の希望を出し続けていたところ、ずいぶん面倒を見ていただいた課長に、こう言われました。

課長
課長
今、佐護を商品企画には行かせられないね
佐護
佐護
えっ?どういうことですか?
課長
課長
お前、どういうエリアでどういうニーズがあるのか、知ってるか?
ライバルの商品Aが売れる理由って、自分なりに説明できる?
商品って、アイデアやひらめきだけでできるもんじゃないからね。
佐護
佐護
なるほど…
課長
課長
まずは、現場をいっぱい見て、勉強しながら、「なぜこの商品が売れるのか」「どうやったら売れるのか?」を考えてほしいな

正直、ショックでしたが、その一方で、すごく納得しました。

自分の考えが単純で、すごく浅かったとわかったからです。

 

このことから何が言いたいかというと、

就職活動をしているあなたは、1つの部署だけを考えるのではなく、自分が人事異動でいろんな部署を回りながら、会社でどう成長して、どんな貢献をしていきたいのか(どんな仕事で活躍したいのか)を想像してみてください。

このイメージができていると、エントリーシートでも面接でも、差をつけられますよ。

佐護
佐護
ちなみに、大半の人員が割かれる現場(営業や販売)の仕事をして、想いを知っておくことは、あとで絶対に役立ちますよ!

銀のアンカー2巻から学ぶ、面接のポイント

さて、ここまで挙げてきた就職活動のポイントを踏まえながら、今度は面接のポイントを見てみましょう!

会社への熱意は、1番であること

「銀のアンカー」アピールするなら1番を狙うことを説明している画像引用:銀のアンカー第2巻

白川は、会社への熱意は、「1番」で伝えられると言っています。

例えば、「誰よりも早くエントリーシートを提出する」という方法が挙げられます。

花田
花田
それ、無理。時間ギリギリまで内容ブラッシュアップしたいし

ちなみに、私もエントリーシートをギリギリまで考えて出すタイプでした。

だからこそ、白川のアドバイスは衝撃でした。

早く提出するということは、

  1. 事前に会社のことを調べて、完ぺきなエントリーシートを作っている
  2. とりあえず、荒くても1番を目指して出す

の2択になりますが、やはり目指すべきは①です。

大多数の行動の逆をつき、早々に提出する。しかも、内容もよく考えられている。

例え1番を取れなくても、「よく準備したな」とプラスのイメージが付きそうですね

佐護
佐護
第一志望でない会社の面接でも、堂々と「御社が第一志望です」と伝えることも大切な熱意の表現ですよ!
男子学生
男子学生
そんなウソつけないし、俺はつきたくないね

そう思うあなたに、白川の名言を捧げます。

「銀のアンカー」白川が、内定してしまえばこっちのもんとすごむ画像引用:銀のアンカー第2巻

「なんでもウソをついたらいい」というわけではないが、「なんでも馬鹿正直に話す」のも問題です。

会社にいらぬ誤解や変な心配をさせてはいけません。

適度に相手が望むポイントを押さえながら、基本的には「素直で頑張り屋な自分」を見せていきましょう!

佐護
佐護
これが社会人の付き合い方です。でも、今はムリして大人ぶらなくていいです。素直だけど、ちょっとドジ。新人はこれだけで愛されますよ

会社が採用で重視する項目と、学生が評価してもらいたい項目は、ズレている

「銀のアンカー」会社と学生の言い分のギャップを野球とサッカーをそれぞれやりたい人で例えている画像引用:銀のアンカー第2巻
「銀のアンカー」企業が求めるポイントと違うアピールをして評価を求める学生とのすれ違いを説明している画像引用:銀のアンカー第2巻

残念ながら、学生がアピールする項目(評価してもらいたい項目)と、会社が採用で重視する項目は、ズレが生じています。

花田
花田
え、そうなの?

わかりやすい資料がありましたので、ぜひご覧ください。

学生のPRと会社の見ているところが異なることを説明しているグラフの画像引用:㈱リクルートキャリア「就職白書2018」
佐護
佐護
びっくりしませんか?学生と会社で見てるところが全然違うんですよね
面接における学生・会社のズレまとめ
  • 学生は「大学生活で体験した活動と自分の特技」をPRする。
  • 一方、人事は体験において取った態度や思考、面接で話す表情やリアクションを見ている。つまり「人間性」を見ている。

中国春秋時代の軍事思想家の孫子は、兵法書のなかで、

「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」

と説いています。

これは、「敵の実情を知り、自分たちの実情を知っていれば、百回戦っても敗れることがない」という意味です。

あなたは、いま、会社と大学生のズレを知りましたよね。

それならば、面接では相手(会社)が望んでいる情報を盛り込んでPRしたほうが良いと思いませんか?

ちゃんと準備したあなたは、

面接官
面接官
ほう。この子は、よくわかってるな

と、良い印象をあたえることができるでしょう。

面接では、相手が見たい・知りたい部分(自然なあなた)を見せる

「銀のアンカー」白川が、会社が知りたいのは自然なあなたと説明している画像引用:銀のアンカー第2巻

相手(会社)が見たい・知りたいのは、「ごく自然なあなた(人柄)」。

では、「ごく自然なあなた(人柄)」とは、具体的にどういうところを見ているのでしょうか?

次をご覧ください。

「銀のアンカー」自然な自分とは、陰と陽のバランスがみえる姿と説明している画像引用:銀のアンカー第2巻

たとえば、会社の面接官が次のような質問をしたとします。

面接官
面接官
あなたが道で困っている人を見たら、率先して助けますか?

この問いについて、

男子学生
男子学生
はい!すぐ助けます!

と答えてしまう人は要注意です。

それは、日常生活で実際にすぐ助けにいく人は本当に少なく、ウソをついているように思えるからです。

「銀のアンカー」人事は、短所を自分に客観的に見れている学生を評価すると説明している画像引用:銀のアンカー第2巻

面接官は、「社会的に良いと思われる答え」を求めているのではなく、素直で常識も持っているあなたを確認したいのです。

佐護
佐護
たとえば「正直、声をかけるか迷います。でも、このままではマズいと思うときは助けに行きます」と答える感じだよ

新人に求めている要素の1つは、「可能性」

「銀のアンカー」越山プロデューサーが、新人に求めているのは可能性と語る画像引用:銀のアンカー第2巻

上記の「就職白書2018」もご覧いただきたいのですが、面接官は「可能性」を重視しています。

「可能性」とは、何なのか?

花田
花田
ポテンシャルじゃない?俺も、もっと可能性を評価してもらいたいね!

花田のいうとおり、「可能性」とは「潜在能力」。「今は見えないが未来に花咲く能力」と考える人が多いのではないでしょうか?

しかし、白川は、次のように話します。

「銀のアンカー」面接官が重視するのは学生が基本を身につけているかを説明している画像
「銀のアンカー」可能性とは将来ではなく、現在の基本ができているかと説明する白川の画像引用:銀のアンカー第2巻

可能性とは、現在

つまり、「将来は、現在(基本)をみれば、だいたい予測がつく」ということです。

佐護
佐護
仕事をしていて、「物事に真剣に向き合う」「素直に謝ったり、感謝できる」「自分で調べてみる」ような後輩は「伸びる!」って思うけど、確かに「基本」から可能性を考えているね!

 

ちなみに、人事が考える基本とは、

面接で入室する際の入り方、姿勢、挨拶、話すときの目線、応対の仕方など、ごく日常の動作のこと。

佐護
佐護
「それくらい誰でもできるよ!」と思うかもしれませんが、緊張している面接では想像以上に余裕がなくなります。しっかり基本を身につけて、面接にのぞんでください!
基本ができていない具体例
  1. 面接で何も言わずに座る
  2. 集団面接で他の人が話しているのに、ソッポを向いている。目つきが変わる。
  3. ネクタイがゆるんでいる
  4. 寝グセがついている
面接官
面接官
基本ができていないヤツは、いずれ会社や得意先でもそういう態度を取るヤツって思えてくるからね。安心できないし、かわいげがない印象だよ

人の基本は、ちょっとした仕草に出るものなので、気をつけたいですね。

銀のアンカー2巻から学ぶ、自己分析

自自己分析とは、自分を見直すこと

「銀のアンカー」白川が自己分析は自分を見直すことと説明している画像引用:銀のアンカー第2巻

自己分析は、自分を見直すことから始まりますが、注意点は「短所の見直し」。

どうしても都合よく解釈してしまうからです。

それでは、どうしたらよいか?

白川は次のように答えています。

「銀のアンカー」白川が自己分析では否定箇所を自分で認めることの大切さを説明している画像引用:銀のアンカー第2巻

「面接では自然なあなたを見せる(前述)」につながる話ですが、

自己分析では、まず自分の短所を素直に認めることから始めてみましょう。

そして、その次に以下の①~③を実際の経験と照らして、思い出してみましょう。

  1. その短所をカバーするために、どういう工夫をしているのか?
  2. その工夫がうまくいったのか/いかなかったのか、その理由
  3. より良い方法で試しているか?
花田
花田
なんでこんな面倒くさいこと考えるの?

それは、いま考えてもらった行動は、会社がさまざまな場面で行っている継続的改善手法「PDCAサイクル」に基づいた行動だからです。

PDCAサイクルとは
  1. 対応策を計画し(Plan)
  2. 実践し(Do)
  3. うまくいったか点検し(Check)
  4. 改善してみる(Action)
面接官
面接官
自分でPDCAサイクルを行っている人は評価するね。なぜなら入社後にしっかり学んで働くことが期待できるからね

自分を見直すときに、ひと手間加えて掘り下げる。

ちょっと難しい話になりましたが、自分が弱点をどう補ってきたのかを具体的に考えることをオススメします!

銀のアンカー2巻の見どころ

アナウンスセミナーでうまく立ち回れずへこんだ千夏が、ヒット作連発の越山プロデューサーとの対話をとおして、自分らしさを取り戻す場面です。

 

アナウンスセミナーの原稿読みで頭が真っ白になった千夏は、なんとか午前中のプログラムを終えるも、ショックでトイレで泣き崩れます。

「銀のアンカー」原稿読みで失敗し、トイレでなく千夏の画像引用:銀のアンカー第2巻

絶望した千夏は「自分がいる場所ではない」と思い、帰ろうとします。

そこで、ドラマのヒット作を連発しているプロデューサー越山(千夏の面接官)が登場。

今なら完全セクハラ認定される声かけをしつつ、面接で光るモノを感じた千夏に質問をします。

「銀のアンカー」越山プロデューサーが千夏になぜ女子アナになりたいのか問いかける画像引用:銀のアンカー第2巻

そう聞かれた千夏は、白川の「夢…いいじゃありませんか(詳細は1巻を参照)」の一声により、数週間前にチャレンジすることにした、と伝えます。

これにビックリした越山は、言います。

「たったそれだけの理由で?!」

周りの志願者は何年も準備しています。

それなのに、「なぜ千夏は見知らぬ白川に一声言われただけで、受験できれるんだ」と。

 

あれだけヘコんでいた千夏でしたが、次の返しで輝きを取り戻します。

「銀のアンカー」千夏がやらなければ後悔することを説明している画像引用:銀のアンカー第2巻
「銀のアンカー」千夏が言われたことはやったほうがいいとハッキリ言う画像引用:銀のアンカー第2巻

自分が就活で凹んでいるときのシーン、どんどん臆病になって動けなくなるシーンを思い出しながら読んでたので、千夏の決意に満ちた表情とコメントに感動しました。

佐護
佐護
この状況でこう考えられるのか!スゴイ!

ちなみに、

千夏はアナウンスセミナーで何もできなかったことをトイレで泣きますが、頭のなかで言い訳をしないんですね。

「自分が準備不足だから、ダメだったんだ」

と反省するんです。

だからこそ、自分の弱点を改善できるし、次に向かってチャレンジできる考えが持てるのだと思います。

就職活動は、結局、「自分の心との戦い」です。

へんに自分を飾らなくていいんです。

誰でも自分の心のなかには「素直な自分」がいて、「見栄を張る自分」と押し合いながら、外に発信していると思います。

個人的に、就職活動はできるだけ「自然体の素直な自分」で取り組むことをオススメします。

そして、そんな自分を受け入れてくれる企業で働くと、自分にとって風通しの良い社風であると思います。

佐護
佐護
働いてみて思いますが、「自然体(に近い)の自分」でいられると、居心地がいいし、ストレス少ないですよ。キャラ作りするんでなく、本当のキャラでいきましょう!

銀のアンカー第2巻の学び、以上で終わります!